カメラの基礎知識

巷でよく聞く「総画素数」「有効画素数」「記録画素数」の違い

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

デジタルカメラを選ぶ際、画素数というワードを一度は耳にしたことがあるかと思います。

この画素数には「総画素数」「有効画素数」「記録画素数」の3つがありますが、今回はそれぞれの違いについてざっくりと解説していきます。

3種類の画素数の違い

画素数には総画素数、有効画素数、記録画素数の3つがあり、それぞれざっくり以下のような違いがあります。

総画素数 イメージセンサーに敷き詰められた画素(受光素子)の総数
有効画素数 実際の写真撮影で使用される画素数
記録画素数 有効画素数のうち、実際に写真データとして記録される画素数

ちなみに、3つの画素数の大小関係は以下の通りとなります。

総画素数 > 有効画素数 > 記録画素数

なんじゃらほいほいということで、もう少し詳しく解説していきます。

総画素数:イメージセンサーの物理的な画素数

イメージセンサー(撮像素子)が有する画素の総数のことをいいます。

例えばPENTAX K-1 MarkIIという一眼レフカメラでは総画素数が約3677万画素となっています。

これは一つのイメージセンサーに約3677万個の画素が敷き詰められていることを意味します。

この総画素数の中には光をマスクするためのオプティカルブラックピクセルと呼ばれるものも含まれます。(ダークノイズの減算処理にも使われています)

有効画素数:実際に撮影に使用する画素数

レンズからの光を受光するイメージセンサーのうち、写真として出力されるデータに反映される画素の数をいいます。

カメラにはイメージサークルと呼ばれるものが存在しますが、その関係でどうしてもすべての画素を使うことができません。

先の例に挙げたPENTAX K-1 MarkIIでは総画素数が3677万画素になっていますが、有効画素数は3640万画素に留まります。

ちなみに家電量販店のカメラコーナーやメーカーサイトで表記されている画素数は、この有効画素数を示しているのが一般的です。

記録画素数:データとして記録される画素数

写真データとして記録される画素数となります。

先の例で挙げたPENTAX K-1 MarkIIの有効画素数は約3640万画素だと紹介しましたが、実際に記録される画素数は最大で3615万画素(7360×4912)とさらに少なくなります。

記録画素数に関してはカメラ側で設定可能で、JPEG形式についてはたいてい複数の記録画素数に対応しています。(RAW形式については用意されていない場合もある)

まとめ

3つの画素数(総画素数、有効画素数、記録画素数)の違いは、ざっくりまとめると以下の通りとなります。

  • 総画素数:イメージセンサーの物理的な画素数
  • 有効画素数:実際の撮影で使用される画素数
  • 記録画素数:データとして記録される画素数

特に総画素数と有効画素数はデジタルカメラを選ぶにあたって出てくるワードですが、両者はちょっと違うんだということを頭の片隅に置いといていただければ幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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おーわ
花火系散歩屋。関東を中心に年間で20〜50回ほど花火をながめながら撮影しています。
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