先日、PENTAX K-1への買い替えを機に、4年間愛用してきたK-5と交換レンズ×3本をカメラのキタムラさんの買取していただいたところ、レンズ1本を除いて相場をはるかに下回る価格での買取となってしまいました。
そこで今回は、中古買取の価格が下がってしまった理由を分析するとともに、買取価格の相場割れを防ぐためにおすすめな対策をまとめてみました。
衝撃の買取価格と低評価だった…
今回、カメラのキタムラさんの中古買取サービスを使って買い取っていただいたのは以下の4点。短いもので2年、長いものですと6年も使い続けてきた相棒たちです。
- PENTAX K-5ボディ
- TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
- SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM
- SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
参考までに、この4点を合計した買取目安金額は29970~46530円。最大の買取価格が付けば、ちょい足しぐらいでCanon EOS M10が買えそうなぐらいの値段です。
(※買取目安金額は2016年7月25日時点)
事前の見積もりで店舗相談となった機器もあったため、近くの店舗へ持ち込んで査定。さて、注目の合計の買取金額は…
なんと、4つ合計で12200円!!SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMが買取目安価格の範囲内に収まった他は、まさかまさかの相場割れとなってしまいました…ちーん(;´・ω・)
特に2本のレンズとK-5の買取価格が際立って低くなってしまっています。
PENTAX K-5がたったの3000円…だと?
何よりの大誤算だったのがK-5の価格。
K-5はカメラのキタムラさんでの買取目安金額は10620~15480円となっているのですが、その価格をはるかに下回る3000円での買取となってしまいました。
参考までにK-5は正常に動作し、状態もBランクということだったのですが…いったいなぜなのでしょうか。
中古買取価格が下がってしまう3つのポイント
レンズ内部のホコリやカビ
レンズ内部にホコリやカビが入ってしまうと、大幅なマイナスポイントとなります。
今回の買取でTAMRON SP AF17-50mmとSIGMA 18-250mmの価格が買取相場を大きく割り込んだのは、レンズ内部にホコリが入り込んでしまったことが大きな理由です。
カメラやレンズの外装のキズ
カメラやレンズの外装に傷ができてしまうと、中古買取の価格が大きく下がってしまいます。
K-5の買取価格が相場割れした原因は外装のキズ。特に液晶ディスプレイ下部のキズや塗装の剥がれが大きく、これが買取価格を大幅に下げる結果となってしまいました。
今回の買取を担当してくださったキタムラの店員さんからも「店に並ぶものなので見栄えは大事」とおっしゃっていました。確かに商品の外観はお店にとっては大事なポイント…状態が良いに越したことはないですね。
外箱や付属品の欠品
これも買取価格を下げるポイントになります。今回買い取っていただいたK-5とレンズ3本に付属していた外箱は既に処分してしまっていました。
カメラ・レンズの中古買取価格の相場割れを防ぐためのポイント
日頃からカメラ・レンズのお手入れをする
撮影した後はカメラ・レンズのお手入れをすることが大事です。特にカメラのセンサーやレンズは非常にデリケートですので、日々のお手入れをぜひ怠らないようにしたいところ。
レンズのお手入れについてはクリーニングキットが各社から販売されておりますので、まずはそちらで一通り揃えるのがおすすめです。お手頃なものから本格的なものまでありますので、ご自身の予算に合わせてお選びください。
カメラのセンサーについてはメーカーにお願いするのが一番おススメですが、都市部以外にお住まいで頻繁にメンテナンスい出せない方は、イメージセンサークリーニングキット(通称:ペンタ棒)があると良いでしょう。
また、外出先や旅行先でのレンズのメンテナンスには、持ち運びに便利なハクバのレンズペン3がおすすめです。
カメラ・レンズへの湿気・ホコリの付着を防止する
カメラやレンズにとってホコリやカビは大敵!特にレンズについては一度入り込んでしまうと取り除くのが難しくなってしまいます。また、買取査定において大きなマイナスポイントとなってしまいます。
ホコリやカビを防ぐためにも、前述でも紹介した日頃からのお手入れに加え、保管の場所にも気を付けたいところです。ドライボックスや防湿庫を活用すると、ホコリの付着やカビの発生を抑止することができるのでおススメです。
購入時の外箱・付属品は大切に保管する
カメラやレンズを購入した際の外箱や付属品も、買取価格に大きく影響してくる部分。店側としても中古とはいえお客様に提供するものです。外箱がなかったり、付属品に欠品があればどうしてもマイナスポイントとなることは避けられません。
可能であれば、ご自身で保管しておくことをおススメします。
機材を大事に扱えば、次のオーナーにも受け継げる
最初から将来の買取を前提に一眼カメラやレンズを使うという方はほとんどいないと思います。しかし、機材を大切に扱うことで、買い替えや引退などで使わなくなった際、新たなフォトグラファーさんへより良い形で受け継ぐことができます。
僕の使っていたK-5と3本のレンズもそのままの形でで次のオーナーさんの手に渡るかは分かりませんが、何らかの形で貢献できれば良いなと思っています。
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