皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
残酷な現実ですが、写真撮影は失敗の連続…カメラ初心者に限らず、上級者でも色々とやらかすものです。
せっかくの写真撮影で失敗をちょっとでも減らしたい…というあなたへ、今回はよくある写真撮影の失敗とそれに対する防止方法について紹介します。
カメラ初心者の写真撮影は失敗の連続…
一口に写真撮影の失敗といっても、色々あります。機材系のトラブル、撮影時のミス…。
やらかしたときのあの悲しさときたら…もうね、あれですよ、ひたすら泣きたくなります(;ω;)
例えば結婚式のような一生に一度のイベントでカメラのバッテリーを忘れようもんなら…うーん、それは悲しすぎますよね。(それ、僕なんですけどねw)
そんなおっちょこちょいでかわいらしい皆さん、写真撮影での失敗による悲しい事態を少しでも緩和しようじゃありませんか!できる限りの防止対策をしようじゃありませんか!!
機材トラブルによる失敗例と防止方法
メモリーカード忘れ
これこれ!一眼レフやミラーレス一眼といったデジカメ全般でよくある失敗が、メモリーカード(SDカード、CFカードなど)のカメラへの入れ忘れですね。
写真をPCに取り込むためにメモリーカードをカメラから取り出したのをすっかり忘れて、いざ写真を撮ろうと電源を入れたとき「カードが入っていません」などという表示が出てきたときの絶望感のなんたるや…。
うーん、これは涙が止まらなーい(;ω;)
対策方法としては
- あらかじめカメラバッグに予備のメモリーカードを忍ばせておく
- デュアルスロットを保有したカメラを使用する
一番手軽な対策は一つ目の予備のメモリーカードをあらかじめ持っておくという方法でしょうか。もしものトラブル発生にも備えられるので、複数枚用意しておくのはおすすめです。
一部の一眼カメラ(主に上位機)ではメモリーカードを複数枚使える機種もあります。いざというときにすごく便利ですので、予算が許すようであれば、買い替えも検討してみてください。あ、それでも2枚とも忘れたときは…盛大に泣きましょうかw
連写時に撮影が止まる
決定的瞬間にいざ連写…あ、あれ、途中で連写が止まっちゃった?!なんで、なんでー?!
実はそれ、メモリーカードの転送速度(書き込み速度)が遅いか、カメラのバッファーが不足している可能性があります。
撮影した写真データはカメラ内部のバッファーと呼ばれる領域にいったん記憶した上で、それを順次メモリーカードへと転送していきます。このとき、SDカードの転送速度(書き込み速度)が遅いとカメラのバッファーに写真データが溜まってしまい、次の撮影ができるようになるまで時間がかかってしまうのです。
あと、カメラのバッファーの容量も機種によって変わってきます。メモリーカードの転送速度が速かったとしても、カメラのバッファー容量に引きずられてこれまた次の撮影ができるまでに時間がかかってしまうこともあります。
対策方法としては…
- 転送速度(最大書き込み速度)が速いメモリーカードに買い替える
- バッファー容量の大きなカメラへ買い替える
動体撮影を主とされる方は、カメラ選びとメモリーカード選びにはくれぐれも注意しましょう。(SDカードに限らず、CFカードなども転送速度が重要なのは同じです)
あろうことか、式場カメラマンを担当していたときに肝心のケーキカットでこれが起こったときは冷や汗ものでした…安いからといって何も考えずにメモリーカードを買うと大変なことになりますのでご注意を。
メモリーカードの容量不足
ウキウキ気分でシャッターを切ったら、あれ?!なんか「メモリーカードがいっぱいです」って出て写真撮れんかった…嘘だ!嘘だと言ってくれええええええ(´;ω;`)
という失敗もわりとよくあります。
特に長期間の旅行などでたくさん写真を撮っていると、知らぬ間にメモリーカードが容量不足に陥って写真が撮れなくなる…なんてこともあります。
対策方法としては
- 容量の大きいメモリーカードに買い替える
- 複数枚のメモリーカードを用意する
とりあえずその二つぐらいかなー。ある程度の容量を確保しつつ、いざというときのトラブルに備えて複数枚のメモリーカードを持つのがおすすめです。(画素数によって最適なメモリーカードの容量は変わってくるので、以下も参考にしていただければと思います)
バッテリー忘れ
これも写真撮影であるあるな失敗の典型例。
前夜にカメラのバッテリーを充電したのを忘れたまま撮影現場に行き、なんかカメラがいつもより軽いなーと思いつつ、いざ電源を入れてみると「カメラが起動しねえええええ!マジかよおおおおお!!」という、メモリーカードを忘れたときとよく似た絶望感ときたら…ぐすん(´・ω・`)
対策方法としては
- 予備のバッテリーをカメラバッグに忍ばせる
- スマートフォンのアラームに「バッテリー充電中」とメッセージを仕込む
というか、これ以外の対策が思いつかないですw
撮影中の電池切れ
これもよくある写真撮影の失敗。せっかくのシャッターチャンスでバッテリー切れなんて日には…もうね、カメラをぶん投げたくなっちゃいますよw
特に電池消費の激しいミラーレス一眼カメラやコンパクトデジカメで何も考えずにガシガシ撮りまくっていると、なんとびっくり電池切れじゃないか…なんて悲しいことも多々あります。
対策方法としては
- 使用前には必ず充電をする
- 予備のバッテリーを携帯する
それ以外に方法はないっす…たぶん。特にミラーレス一眼カメラを使っている方は、予備バッテリー持っておくことをおすすめします。
写真撮影における失敗例と防止方法
白とび
写真撮影でよくある失敗の一つ。盛大に白飛びしてしまって、写真がまったく使い物にならないという悲しいオチが…。
ある程度の白飛びであればレタッチでなんとか救い出すこともできるのですが、盛大に白飛びしてしまった写真についてはどんなにハイライトや露光量を調整したとしても、残念ながら復活させることはできないのです…ちーん。
対策方法としては
- 露出を暗くなるように調整する
- ハイライトを下げる
- ヒストグラムを確認しながら撮影する
よく白飛びさせてしまうという方、まずは露出についてのお勉強をしましょう。そうすれば白飛びはある程度防げるようになるはずです。
黒つぶれ
なんかやたら一部分だけ黒いんだけどー…って、それ黒つぶれやん!アカンやつやん!!w
はい、これもあるあるな写真撮影の失敗ですねー。(上の写真だと、花火の下の部分が黒つぶれしてしまっています)
こちらもある程度であればレタッチで救い出せるのですが、盛大に黒つぶれしてしまった写真についてはどんなにシャドーや露光量を調整したとしても、残念ながら復活させるのは困難です。
対策方法としては
- 露出を明るくなるように調整する
- シャドーを上げる
- ヒストグラムを確認しながら撮影する
黒つぶれもまた露出が適正でない場合に起こります。とりあえず、露出についてのお勉強をしておきましょう!
手ブレ
っしゃー、ベストショット撮れたーと思って写真を見返してみると…
うわ、めっちゃ手ブレしてるやん!!
これも写真撮影でよくある失敗例ですね。
特に薄暗い室内や夕暮れ時などの撮影では手ブレが起こりやすくなりますが、これはシャッタースピードが遅くなってしまうのが主な原因です。
対策方法としては
- シャッタースピードを速くする
- 脇を締めて撮影する
- 手ブレ補正機能を使用する
- ストロボを併用する
- 三脚を使用する
といったところでしょうか。まずは手ブレの基準となるシャッタースピードである1/レンズ焦点距離(35mm版換算)[秒]を確保できるように調整してみましょう。
被写体ブレ
手ブレしないようにシャッタースピードも調整したし、いざ撮影…ん、あれれ、なんかブレてるんですけど??!
奥さん、残念なお話なんですが…実はそれ、被写体ブレってやつなんですぜ。
高速で移動する被写体(鉄道車両など)や風に揺られている被写体を撮るときは、手ブレだけでなく被写体のブレによって写真がブレブレになってしまうことがあります。
対策方法としては
- シャッタースピードを速くする
- スローシャッターで流し撮りをする
といったところでしょうか。後者は対策というよりは被写体ブレを逆手に取った撮影テクニックで、鉄道車両やモータースポーツのワンシーンに躍動感を与えてくれます。(なかなか上手く決まりませんが、決まったときの爽快感は異常ですw)
写真が日の丸構図だらけになっている
カメラ初心者がやりがちな構図。被写体をででーんとど真ん中に配置するやつです。
写真を始めたての頃は、ついつい真ん中に被写体を配置しがちなものです。
以下の写真も一眼レフカメラを使い始めてから3~4ヶ月の頃に撮った写真なのですが、見事にまあ真ん中に被写体が来ているわけですw
こうしてみると、なんだかものすごく平凡な気が…。そう、日の丸構図は単純で平凡な絵になりがちなんですよ。
でも、日の丸構図は絶対悪というわけではなく、時と場合によっては良い構図になることもあります。たとえば富士山とかスカイツリーといった存在感のある被写体とは相性が良いんです。
対策方法としては
- 基本的な構図(三分割構図など)について勉強する
だいたい日の丸構図ばかりになるのは、構図について知らないことが多いです。僕も日の丸構図ばかり撮っていた頃は、構図のことなんてさっぱりでした。あの頃は若かったw
水平がきちんととれていない
これもよく写真撮影でやりがちな失敗ですねー。なんか微妙に写真が傾いていて妙な違和感を感じるやつです。なんというか、変に気持ち悪いというか…。
例えば水平線に沈む夕日を撮りに行ったものの、肝心の水平線が傾いているとなんかちょっと残念な感じがしますよね。そう、こんな感じで。(分かりやすく水平を赤線で追記しています)
水平線がぜんぜん水平じゃないときの残念感ときたらもうね(;ω;)
対策方法としては
- 水準器を使う(電子水準器でも可)
- LightroomのUpright補正で対処する
やはり水準器を使うのが一番手っ取り早いです。中級機以上の一眼レフカメラにはだいたい電子水準器たるものがついていますので、ぜひとも活用していきたいところ。
ですが、エントリー機などの一部の一眼カメラには電子水準器が付いていない場合が多いです。(実は上の写真を撮影した時に使っていたPENTAX K-xというカメラにも電子水準器がありませんでした)
ゴミの映り込み
これもなかなか残念賞な失敗の一つ。イメージセンサーに付いたゴミが、そのまま写真に写り込んでしまうというものです。
特にレンズ交換式の一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラの場合によくある現象です。
イメージセンサーに付いたゴミがそのまま写真に写り込んでしまうとどうなるか…その写真がこちらです。(分かりやすいように、ゴミの映り込み部分を赤丸で示しています)
これがなんと意外にも目立つわけなのです。特に青空のような背景の場合、ゴミの映り込みがえらい目立つんですよねこれ…。
対策方法としては
- イメージセンサーのクリーニングをする
- レタッチで対処する
ええ、定期的にイメージセンサーの清掃をしましょう。各カメラメーカーのサービスセンターでは有償でセンサー清掃をしてくれますので、ぜひ活用しましょう。
で、サービスセンターは残念なことに都市部にある場合が多いため、地方在住でサービスセンターに通うのキツいよという方は、我らがPENTAXが誇るイメージセンサークリーニングキット(ペンタ棒)を使うのも手です。
万が一、写真にゴミが映り込んでしまったしまった場合は、Lightroomのスポット修正機能を使うとゴミの映り込みを消せる場合があります。
伝えたいことが分からない
自分の撮った写真を改めて見返してみると思うことがあるのです。
「この写真、いったい何を伝えたかったんだろう?」
そう、困ったことに何を伝えたいのか全く見えてこない写真というものが得てしてあります。
例えばこの写真、北海道稚内市の宗谷岬にほど近い場所にある宗谷丘陵という場所で撮影したものなのですが、何が主題で何が副題なのかよく分からない一枚です。
単にきれいだなーぐらいの感想しか出てこない気がしませんか?w (恐らくこのときは「景色が綺麗だ!」ということで撮ったと思うんですがw)
対策方法
- 主題と副題を明確にする
- 視点を変えてみる
まずは写真を伝えたいことを明確にしたうえで、写真の「主題」と「副題」を明確にしてみましょう。その上で「視点」を意識することで、写真を通じて伝えることがはっきりしてきます。
まとめ
ということで、よくある写真撮影の失敗例とその対策方法について紹介していきました。
まあ、そんな失敗があったからこそ今があるんだなーと、しみじみ…ええ、これ全部僕の失敗談なんですよw
この記事が、同じような失敗をしてしまった方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
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