皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
さーて、そろそろ一眼カメラの使い方も慣れてきたし、いよいよフルサイズ機に乗り換えようかなー。ん?でもフルサイズ機を使うメリットって何だろう?APS-Cやフォーサーズとは何が違うんだろう??
そんな悩める方のために、フルサイズ一眼カメラを使うメリット、デメリットをまとめてみました。
フルサイズ一眼カメラとは?
早い話がフルサイズイメージセンサーを搭載した一眼カメラの総称になります。
デジタルカメラには外界からの光を受光するための素子として、イメージセンサーと呼ばれるものが搭載されています。(人間の目でいうところの網膜に相当します)
で、このイメージセンサーにはいくつかの大きさが存在します。
現在発売されている一眼カメラで主流となっているのが、次の3種類となります。
- フルサイズ(36.0mm×24.0mm)
- APS-C(23.6mm×15.8mm)
- マイクロフォーサーズ(17.3mm×13mm)
このうち、フルサイズは上記3種類のイメージセンサーの中で最も大きいサイズとなり、主にハイエンド機に搭載される傾向があります。
フルサイズ一眼カメラのメリット
イメージセンサーについてなんとなーく把握していただいたところで、いよいよ本題であるフルサイズセンサーを搭載した一眼カメラのメリット、デメリットについて紹介していきます。
画質が良い
フルサイズ一眼レフカメラの最大のメリットは、何といっても画質が良いことに尽きます。広い意味ではフルサイズ機を買う一番の理由は画質が良いということに集約されます!
イメージセンサーの説明でも書きましたが、イメージセンサーの性能(大きさ)が、デジタルカメラの写真の画質を大きく左右するわけです。
説明だけですとイメージし辛いと思いますので、実際にフルサイズセンサーを搭載したPENTAX K-1と1/1.7型センサーを搭載したPENTAX Q-S1で撮影した写真を見比べていきましょう。
(上:K-1で撮影した写真、下:Q-S1で撮影した写真)
フルサイズ機で撮影した写真は、センサーサイズが小さいカメラの写真と比較して、色合いや細かな部分が豊かに表現されていることが見て取れるかと思います。
フルサイズ一眼カメラの最も強みとなる部分、それが画質なのです。
高感度撮影に強い
こちらも広い意味では画質に分類されますが、フルサイズ一眼カメラは高感度撮影に強いという点が挙げられます。
ISO感度を上げると、薄暗い場所でも早いシャッター速度を得ることができますが、それと引き換えに画質が悪くなります。
フルサイズのような大型のセンサーを搭載しカメラでは、小型のセンサーを搭載したカメラと比べて、ISO感度を上げても画質の劣化が少ない傾向にあります。
実際にどれぐらいフルサイズセンサーと小型センサーで違いが出るのか、実際にISO感度を6400に固定して撮影した写真を見比べていきましょう。
(上:K-1で撮影した写真、下:Q-S1で撮影した写真)
拡大してご覧いただくとより分かりやすいと思いますが、小型センサー(1/1.7型)を搭載したQ-S1で撮影した写真はかなりノイズが目立っていることが見てとれます。一方でフルサイズセンサーを搭載したK-1で撮影した写真は、同じISO6400でありながらノイズがほとんど目立っていません。
ということで、フルサイズ一眼カメラは高感度撮影にも強いのです。特に結婚式やライブハウスといった薄暗い場所で撮影される方には、絶大な威力を発揮します。
フルサイズ一眼カメラのデメリット
カメラ本体が大きくて重い
フルサイズ一眼カメラの大きなデメリットの一つが、カメラ本体が大きくて重くなる傾向があるいう点です。
イメージセンサーが大型化すれば、それに比例する形でカメラ本体の大きさも大型化する傾向にあります。
では、いったいどれぐらい違うのでしょうか?参考までにフルサイズ機(K-1)とAPS-C機(K-3Ⅱ)の大きさと重さを比べていきます。
カメラ | PENTAX K-1 | PENTAX K-3Ⅱ |
センサーサイズ | フルサイズ | APS-C |
幅 x 高さ x 奥行き | 約136.5 x 110 x 85.5 mm | 約131.5 x 100 x 77.5 mm |
重さ | 約1010g | 約800g |
フルサイズ機はAPS-C機と比べてひと回り大きくて重いことが分かります。
カメラ本体が大きい&重いのは主に一眼レフカメラの話であり、最近ではSONYのα7シリーズのような比較的小型なフルサイズミラーレス一眼カメラもあります。
価格が高い
そしてもう一つの大きなデメリットは、カメラ本体の価格が高いという点にあります。現在のフルサイズ一眼カメラの相場は、おおよそ20~60万円程度となっており、かなり高いのが現状です。
先ほど紹介したK-1とK-3Ⅱのボディ単体の税込み価格※は、前者が278,100円、後者が123,400円と、APS-C機と比べるとフルサイズ機はかなり高いということが分かります。
※価格は2016年9月8日現在(参考:リコーイメージング公式直販サイト)
ボケ味や焦点距離は変わるの?
ちょっと余談ですが、センサーサイズの小さいAPS-Cやフォーサーズの一眼カメラなんかと比べて、フルサイズ一眼カメラでは「ボケ味が大きくなる」「広角側に強くなる」といった話をよく聞くと思います。
実はこの話については半分合っていて、半分間違っているというのが答えです。
なんのこっちゃと思う方も多いと思いますが、ちょっと長くなりそうなので、以下の記事にまとめましたので、合わせてご覧ください。(広角側に強くなる点については、現在まとめております)
まとめ
今回はフルサイズ一眼カメラのメリットとデメリットについて紹介いたしました。
これから一眼カメラを使ってみようという方や、今はAPS-C機を使っているけど、近い将来フルサイズ機に移行したいなーという方、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
純粋に画質や高感度耐性を求めるのであればフルサイズ機は確かにおすすめですが、高価で大型になるといったデメリットもあります。
そのあたりを踏まえた上で、フルサイズを使うかどうかを決めると良いかなと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
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