皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
現代の一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラにはオートフォーカス(AF)機能が備わっていますが、時としてマニュアルフォーカス(MF)を使う場面も少なからずあります。
マニュアルフォーカスと聞くと敷居が高そうなイメージが強いですが、わりと簡単にピントを合わせるためのコツがあります。
マニュアルフォーカスが必要な場面
オートフォーカスが一般的となった現在において、マニュアルフォーカスがどうしても必要になる場面としては…
- ピントの合う範囲(被写界深度)が狭い場合
- オートフォーカスに対応していないレンズを使う場合
といった点が挙げられます。
大変ありがたいことに、現代の一眼カメラにはオートフォーカスが備わっているため、おおよそのピント合わせは自動的に行うことができます。
しかし、オートフォーカスは必ずしも完璧にピントが合わせられるかというと、そういうわけではありません。
このあたりは「写真にやさしさと存在感をプラス!今すぐ使えるボケフォトの撮り方」でも触れましたが、絞りが開放になればなるほどピントの合う範囲(被写界深度)が浅くなります。
被写界深度が浅くなるに従ってピント合わせがシビアになるため、そういった場合にはオートフォーカスよりもマニュアルフォーカスの方がより正確に合わせやすいのが現状です。
また、そもそもオートフォーカスに対応していないレンズを使う場合には強制的にマニュアルフォーカスを使うことになります。
そんなこんなで、オートフォーカスが一般的な一眼カメラ界隈においてもマニュアルフォーカスを使う場面が意外とあるわけです。
マニュアルフォーカスで簡単かつ正確にピントを合わせるコツ
マニュアルフォーカスではレンズのフォーカスリングを回すことで手動で行うということで、どうにも敷居が高いイメージが付きまといますが、実はマニュアルフォーカスでも割と簡単にピントを合わせるためのコツがあります。
そう、ライブビューの拡大機能を使用する方法です。
デジタル一眼カメラには基本的に背面液晶が備わっていますが、ライブビューと呼ばれる機能を使うことで像を画面上に映し出すことができます。
このライブビュー機能には像を拡大・縮小させる機能が備わっていますが、これを活用することでマニュアルフォーカスでもピント合わせが割と簡単にできるというわけです。
まずは一眼カメラでライブビューを起動します。
ライブビューの起動方法についてはお使いのカメラのマニュアルなどをご確認ください。
続いてピントを合わせたい部分(今回はダンボーの向かって左上の部分)を拡大していきます。
レンズのピントリングを回し、像がはっきり見えるように調節します。
ライブビューを拡大することで、ピントが合ったかどうかがより見やすくなります。
さて、調整が済んだところでいざ撮影とまいりましょう。
被写体(ダンボー)にしっかりとピントが当たっていることが見て取れるかと思います。
ライブビューを使ったマニュアルフォーカスによるピント合わせは手持ち撮影でももちろんOKですが、慣れないうちは三脚などに固定した状態で練習してみると良いかもしれません。
電子ビューファインダー(EVF)が搭載されたミラーレス一眼カメラをお使いの方は、ファインダー内部を拡大して行うこともできます。(むしろそっちの方がやりやすいかも?)
まとめ
マニュアルフォーカスと聞くと取っ付きにくいイメージがありますが、ライブビューの拡大機能を併用することでピント合わせがかなりしやすくなります。
ピント合わせがシビアな場面やオートフォーカスに対応していないレンズを使う際に役立てていただければと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
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