カメラの選び方

あえて型落ち(型遅れ)の一眼カメラを買うメリットとデメリット

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

9年半の一眼カメラ歴の中で、いくつか型落ちの機種を使ってきた経験があります。(この記事を書いている中の人も既に型落ちだという説があるとかないとかw)

さて、一眼カメラを選ぶ際のポイントの一つとして値段が挙げられます。

一眼カメラに限った話ではありませんが、新商品であればあるほど値段が高くなる傾向にあります。

購入費用をなるべく安く抑えたいという場合は中古の一眼カメラを選ぶという選択肢もありますが、もう一つの選択肢としてあえて型落ち(型遅れ)の一眼カメラを購入するというのも個人的におすすめです。

型落ちの一眼カメラを買うメリット

型落ちの一眼カメラを購入するメリットとしては以下のような点が挙げられます。

  • 値段が安い
  • 上位機種が新品で購入しやすくなる
  • 状態が良好

メリット① 値段が安い

型落ちのメリットは何といっても新品と比べて値段が安いという点が挙げられます。

一眼カメラを購入する上で最もネックとなってくるのが値段という方も多いと思いますが、特に最新の機種ともなれば高価になります。

一方で型落ちした一眼カメラであれば、同一グレードの機種でもだいぶ安く入手することができます。

例えばSONY α7シリーズのスタンダードモデルにはα7III、α7IIという機種が用意されていますが、同じグレードのモデルでありながら値段はだいぶ安く設定されています。

機種 α7III α7II
外観
発売日 2018年2月27日 2014年12月5日
ボディ値段(執筆時点) 約210,000円 約120,000円

最新モデルのα7IIIは20万円越えということでちょっと手が出にくいですが、型落ちしたα7IIはおよそ12万円ということで、だいぶ手が出しやすいんじゃないかと思います。(え、12万円でもちょっと高すぎるって?だ、だいぶ安いと思うんだけどな…そ、そんなことないって?w)

少しでも安く一眼カメラを購入したいしたいという方にとっては、大変にありがたいんじゃないかなと思います。

メリット② 上位機種が新品で購入しやすくなる

型落ちの一眼カメラを購入する二つ目のメリットとして、より上位の機種が新品で購入しやすくなるという点が挙げられます。

一眼カメラにはおおよそのグレードが存在し、特にイメージセンサーが大きいほど画質面にアドバンテージをもたらしやすくなります。

先で紹介したSONY αシリーズにはフルサイズのα7シリーズ以外にもα6000シリーズというAPS-C機も用意されていますが、執筆時点で最新のα6600という機種にα7II(フルサイズ)よりも値段が高く設定されています。

機種 α6600 α7II
外観
イメージセンサー APS=C フルサイズ
有効画素数 2420万画素 2430万画素
発売日 2019年11月1日 2014年12月5日
ボディ値段(執筆時点) 約150,000円 約120,000円

α6600はAPS-C機でありながら、α7IIにはない瞳AFなどの最新テクノロジーがぎっしり詰まっているがゆえに価格も高く設定されていますが、撮影する被写体によってはそのような機能は必要ないという方も多いと思います。

先ほどもざっくりと触れたように、フルサイズ機はAPS-C機と比べると画質が良い(特に明暗部の表現力に優れる)傾向にあるため、一眼カメラを選ぶ際に画質を重視したいという方にとっては型落ちのフルサイズ機は魅力的な選択肢になってきます。

少しでも上位グレードの機種を使ってみたいという方には、あえて型落ち品を狙うというのも一つの手になります。

メリット③ 状態が良好

型落ちを選ぶメリットとしては新品が購入できるという点が挙げられます。

一眼カメラのをより安く入手するのであれば中古というのも非常に有用な選択肢ですが、カメラの状態が必ずしも良いとは限らないという欠点があります。

一方で型落ちの場合は新品での入手となるため、不良品でもない限り極めて良好な状態で入手することができます。

中古のカメラにはどことなく抵抗があるけど、購入費用はなるべく安く抑えたいという方には型落ちの一眼カメラという選択肢は十分にありだと思います。

型落ちの一眼カメラを買うデメリット

一方で型落ちの一眼カメラを購入するデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 機能が少し古い
  • 中古市場よりは高価
  • 入手可能な期間が限られる

デメリット① 機能が少し古い

型落ち品のデメリットとしては、新製品と比べて機能面で劣るという点が挙げられます。

高さと安さには秘密あり!値段による一眼カメラの違い」という記事の中でも触れましたが、基本的に新しい機能が搭載される一眼カメラは価格が高くなる傾向にあります。

例えば先で紹介したα7IIIとα7IIを例に取ると、前者にはより新しいイメージセンサーや瞳AFといった最新機能が詰まっていますが、α7IIではこれらの機能が搭載されていません。

新しいモノ好きには型落ちの機種だとちょっと物足りないかもしれませんので、このあたりはどのようなカメラを求めているかというところをしっかりと考えていただければと思います。

デメリット② 中古市場よりは高価

型落ち品は中古市場と比べると値段が高くなる傾向があります。

とんでもないプレミア価格が付かない限り、基本的には新品の製品は同一の中古品と比べて値段が高くなる傾向があります。

例えば先の例で挙げたSONY α7IIは型落ち品となりますが、中古市場での値段と比べると新品ということでやや高値で販売されています。

機種 α7II(新品) α7II(中古)
外観
ボディ値段(執筆時点) 約120,000円 ~約110,000円

型落ち品はあくまでも新品なので、とにかく購入費用を抑えたいといった場合には中古で探すのがよろしいかと思います。

デメリット③ 入手難易度が高い

型落ちの一眼カメラは入手難易度が少し高くなるというデメリットが挙げられます。

一般的に型落ちはメーカーが商品を入れ替える直前のタイミングで起こりますが、それすなわち在庫処分の意味合いも込められています。

また、型落ちのタイミングで生産終了がアナウンスされることも多く、新商品が発売される頃には在庫切れによって入手できなくなるケースも十分にあり得ます。

あえて型落ちを狙って一眼カメラを購入しようと考えている方は、この点には十分に注意しましょう。

まとめ

型落ちの一眼カメラを購入するメリットとデメリットを改めてざっくりまとめると…

  • 値段が比較的安い(新製品よりは安いが中古よりは高い)
  • 新品なので状態は良い
  • 最新機種に比べて機能面は劣る
  • 入手できるタイミングが限られる

といったところになります。

特に、一眼カメラを使ってみたいけど…

  • なるべく値段は抑えたい
  • 新品の一眼カメラが使いたい
  • 最新機能にあまりこだわりはない

という方は、あえて型落ち品を購入するというのも選択肢の一つとして検討してみるとよろしいかと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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おーわ
花火系散歩屋。関東を中心に年間で20〜50回ほど花火をながめながら撮影しています。
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