皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
「写真」という単語を英訳すると「Photograph(フォトグラフ)」となりますが、実はこの両者には違いがあるんです。
「写真」と「フォトグラフ」の違い
さて、冒頭でもさらっと触れましたが、実は「写真」と「フォトグラフ」には次のような違いがあります。
- 写真:真実を写すもの
- フォトグラフ:光のアート
は?何を言ってんだ!?
無理もない話です。
実際のところ「Photograph」という単語を日本語訳すると「写真」となるのは確かです。
少なくとも日本国内においては「写真」=「Photograph」として認知している方が大半だと思います。(かくいう僕自身もそうでしたw)
ですが、実際には「写真」と「フォトグラフ」は似て非なるものなのです。
写真:真実を写すモノ
写真は読んで字のごとく真実を写す(記録する)モノとして認知されています。
日本では従来より報道や広告といった各種メディア、結婚式や子供の成長などを記録するためのツールとして用いることが一般的でした。
現在においても、写真といえば真実を写すものという認識がデフォルトスタンダードとなっていることでしょう。
フォトグラフ:光のアート
一方で「フォトグラフ」は光のアートになります。
フォトグラフ(Photograph)という単語自体は日本国内では一般的に「写真」と翻訳されるのが一般的です。
しかしながら、そのルーツは大きく異なり、Photoという単語はギリシャ語で「光」を、graphは「絵」を意味する単語となります。
つまり「フォトグラフ」はアートの一種ということになります。
真実を伝えるモノというよりは、光のアートと呼ぶのが最もしっくりくるのではないでしょうか。
「写真」と「フォトグラフ」の違いを知れば世界が広がる
「写真」と「フォトグラフ」には大きな違いがあるわけですが、その違いを知ることで写真に対する世界が広がります。
先の「写真」に対するイメージが強いためか、近年SNS界隈で多く見られるアーティスティックな写真に対して「現実と全然違う!」といった嫌悪感を抱く人も数多くいらっしゃるようです。
近年、デジタル写真界隈で流行りの(?)「やりすぎレタッチ」についてもまた、「写真」と「フォトグラフ」に対する理解や認知が少ないがゆえに起こっているのだと思われます。
「そもそも写真とは何なのか?その役割と可能性について」という記事の中でも触れましたが、写真というのは実にたくさんの可能性を秘めたツールでもあります。
「写真」と「フォトグラフ」の両者の違いを知っておくことで、写真の見方や表現・伝達の可能性を広げるきっかけにもなってくるのかなと考えられます。
まとめ
真実を伝える「写真」、光をアーティスティックに表現し伝える「フォトグラフ」。
日本語訳としては同列に扱われることが多い両者ですが、実はちょっと違うんだということを少しでも知っていただけたようであれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
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