機材トラブル

三脚+縦構図で雲台が不意に回転してカメラがおじぎしてしまうときの対策

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

三脚を使って縦構図を取ろうとした際、雲台がくるっと回転してカメラが前方におじぎをしてしまったという経験をされた方も少なからずいらっしゃると思います。

縦構図でカメラのおじぎを防ぐための方法は何かないものか…今回はその対策方法について紹介していきます。

三脚+縦構図でカメラのおじぎを防ぐ方法

三脚+縦構図でカメラのおじぎを防ぐための方法としては、以下の三つの方法が挙げられます。

  • レンズを軽量化する
  • 三脚座を併用する
  • Lプレートを併用する

三脚+縦位置でカメラが前方におじぎしてしまうのは、前方に重心がかかってしまうのが大きな原因となります。

したがって、重心が前方に傾かないようにすることが基本的な対策となります。

レンズを軽量化する

まずは使用するレンズを軽量化するという方法。

レンズをカメラの重量より軽くすることで、重心が前側に来ることを防げます。

撮影条件によっては大三元のような重量のあるレンズが必要な場面があるなど、軽量化が難しい場合もあります。

また、雲台を回転させるとカメラを下支えするものがなくなってしまうので、そもそもの安定感に不安が生じるという課題も残ります。

三脚座を併用する

続いては三脚座を併用するという方法。

三脚座をレンズに装着することによって雲台を回転させることなく縦横を切り替えることができるようになるため、縦位置にしたときも構図を安定させることができます。

望遠系のレンズの場合は付属している、もしくは別売りで入手することが可能です。

ただし、基本的には特定のレンズのみの対応となってしまうのが難点です。

L型プレートを併用する

最後はL型プレートを併用する方法。

L型プレートとはカメラ側に取り付けるクイックシューの一種で、このL型プレートを使用することで雲台を回転させることなくカメラの縦横を切り替えることができるようになります。

L型プレート(PENTAX K-1専用設計)

原理的には三脚座とよく似ていますが、大きく異なる点としては大半のレンズで縦構図を安定させることができるという点にあります。

L型プレートにはカメラの機種ごとに専用設計されたタイプと、汎用的なタイプの二種類があります。

特にフルサイズ機の製品を中心に専用設計の製品が多く存在しますが、型がカメラに最適化されているので、専用品があるならばそちらを使用するのがよろしいかと思います。

なお、L型プレートは基本的にアルカスイス互換の雲台に取り付けられる構造になっているため、アルカスイス互換に対応した雲台が必要になるという点には注意が必要です。

まとめ

三脚+縦構図を取った際、カメラが前方におじぎしてしまう問題の対策方法は次の三点となります。

  • レンズを軽量化する
  • 三脚座を併用する
  • L型プレートを併用する

特にL型プレートはほぼすべてのレンズにおけるおじぎ対策となりますので、個人的にはもっともおすすめな方法です。(別途アルカスイス互換の雲台が必要)

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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おーわ
花火系散歩屋。関東を中心に年間で20〜50回ほど花火をながめながら撮影しています。
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